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医薬品卸
アルフレッサの仕事

医薬品卸とは

私たちの生活に欠かせない医薬品は、医師の処方や指示によって使用される「医療用医薬品」と、一般の方がドラッグストアなどで直接購入することができる「一般用医薬品」(OTC医薬品とも呼ばれる)とに分かれます。日本の医薬品市場の9割超は医療用医薬品となっています。

生命関連商品である医薬品は、製造から流通、使用に至るまで法律によって厳密に定められています。その法律を遵守しながら医薬品を、「必要な時に、必要な量を、必要な場所へ供給する」という使命を担っているのが医薬品卸です。

アルフレッサについて

アルフレッサ株式会社は、医療用医薬品を中心に医療機器、検査試薬、栄養食品など医療に携わるものを病院や薬局に安心・安全にお届けしている会社です。

私たちが取り扱う医薬品は、約300社の製薬メーカー45,000アイテムを超えており、医療という社会インフラを安全な医療体制の確立と医薬品物流のプロとして支えています。

また、最新の医療情報の提供、独自の受発注システムの開発や経営に関するコンサルティング業務に至るまで、「より良い医療」を実現するためのお得意様サポートを展開しています。

アルフレッサで活躍する職種

MS(Marketing Specialist)

医薬品卸の営業職をMSと呼び、市場ニーズの把握から、医薬品、試薬機器といった商品の販売、情報提供など、アルフレッサと医療機関(医科、歯科、薬局)などのお得意様と関係構築を最前線で担い、単に販売担当というよりも文字通りマーケティングの要として活躍しています。またアルフレッサでは従来の医薬品メインの医薬担当MSに加え、近年予防医療で需要の高まる試薬機器も試薬機器担当MSとして設けて、より専門性の高い情報提供に努めています。

製薬メーカーのMR(Medical Representative)とはビジネスパートナーで、お互い協力し合いながら最新医療情報の提供をお得意様に行い、お薬を採用いただけるよう情報提供します。MRは自社製品に関する情報提供を行いますが直接の販売は担当せず、お得意様への納入価決定などの交渉はMSに委ねられています。MSは、様々なメーカーのMRから新薬などの情報を入手し、公正な立場でお得意様のニーズに合った情報の提供をします。そのためにMSにとってお得意様について知ることは欠かせません。

アルフレッサでは幅広い商品・サービスのお取り扱いからお得意様のニーズにお応えできる提案営業ができます。またその活動領域は医療機関、調剤薬局に限らず、介護の分野にも広がっています。今後は地域の医療と介護をつなぐ活躍が期待されます。

薬剤師

薬剤師と聞いて、医療機関の薬剤師をイメージされる方は多いですが、医薬品卸においても薬剤師は医薬品医療機器等法によって事業所ごとに管理薬剤師を配置することが定められています。しかし単なる法律的な理由だけでなく、豊富な知識と情報をもつ薬剤師は、アルフレッサにとってお得意様からの信頼の源泉です。

まず薬剤師の業務として第一に挙げられるのが、医薬品の品質と、適正な販売に関する管理です。デリケートな製品である医薬品の品質保持には、製品ごとの保管方法や倉庫における徹底した温度管理が不可欠であり、豊富な知識を備えた薬剤師がその責任の一端を担っています。また、医薬品は適正な資格をもった医療機関や薬局に販売し、毒薬や覚せい剤原料といった特に注意を要する製品も扱うため、お得意様に関する情報管理も重要となります。意図せずとも違法な取引が行われないように徹底した確認を行い、アルフレッサの倫理や信頼を支えています。

次に医薬品卸としての情報機能を支えることも大切な業務です。アルフレッサが取り扱う幅広いメーカーの医薬品について、薬剤師は公平な立場で情報を収集し、MSを通じてお得意様に提供しています。一方、効果や副作用など、MSのアフターフォローによって収集される情報を集約し、メーカーへのフィードバックも行います。

また、アルフレッサは、本社部門に薬剤師をスタッフとするリスクマネジメント部、医薬情報部を設置し、定期刊行物の発行や医薬品情報の専門サイト「SAFE-DI」の運営を行い、医師や薬剤師に対する情報提供に注力しています。さらに、医薬品の取り扱い方法、薬の基礎知識、新製品情報など、オリジナルのテキストを使って社内研修を実施するなど、医薬品の専門知識をわかりやすくしMSや物流担当者などの社内の人材教育にも力を注いでいます。今後も医薬品や薬事情報など、より一層幅広い知識や情報が求められる中で、医薬品卸における薬剤師の役割はさらに大きくなっていきます。

これからのアルフレッサ

今後の日本は地域包括ケアへの取組みが急速に進み、医療と介護の連携の必要性が更に高まっていきます。これまでのMSは医療機関・薬局に対し製品のPRから納入までをメインに活動してまいりました。
しかし、これからは在宅に移行する患者さんの割合も増え、病院完結型医療から地域医療に拠点が変わります。この様な医療ニーズの変化に対応すべく、今後のMSは在宅医・地域医療連携室をはじめ、介護分野に携わるケアマネジャー、ヘルパー、訪問看護師など多職種の方々を“つなぐ”活動に注力していきます。その為にアルフレッサでは地域医療連携に貢献出来る人材育成に力を入れ、今後の変化に対応してまいります。

また、医療の進歩に伴い、今後は個別化医療、再生医療への取組みも著しく進化していくと考えられます。アルフレッサでは次世代の『医薬品物流』『再生医療等物流』をメインテーマにPIC/S GDP*やスペシャリティ医薬品に対応した資材、システム等の開発を推進し「alf-GDP-Solutions」という名称で高度温度管理物流を展開していきます。
これからのアルフレッサはMS機能の高次化高機能物流の展開に依り“地域医療”を支え、社会に貢献して参ります。

*PIC/S GDP(Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme Good Distribution Practice): 医薬品の流通過程における温度管理、衛生管理、各種手順書等の作成等に関する国際基準

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