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PHRを活用した新たな栄養指導のかたち――つくば市での実証事業に参画

アルフレッは、つくば市が実施する「令和6年度つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業」において、「ICTとヘルスデータ連携を活用した栄養指導促進事業」を提案し、採択されました。本事業では、生活習慣病の重症化予防を目的に、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を活用したオンライン栄養指導の有用性を検証する実証を行いました。

つくばスマートシティ社会実装トライアル支援事業について

つくば市では、スマートシティの社会実装を進めるにあたり、企業・スタートアップ・大学などが有する先進的な技術・サービスを活用した実証・社会実装を支援しています。
本事業では、実証に係る費用の一部支援に加えて、庁内外関係者との調整、フィールドやデータの提供、広報支援などが行われます。
令和6年度は4件の事業が採択され、そのうちの1件としてアルフレッサの提案が選ばれました。

PHRアプリ「SaluDi(サルディ)」を活用したオンライン栄養指導の実証

本事業は、つくば市医師会および茨城県栄養士会と連携し、生活習慣病の既往がある市民5名を対象に実施されました。
対象者は、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)アプリ「SaluDi(サルディ)」を使用して、日々の食事内容や歩数、健診結果、服薬情報、問診内容などを記録し、医療従事者とデータを共有しました。
医師による診察を経た後、希望者に対しては月1回、管理栄養士によるオンライン栄養指導を実施。さらに、医師・管理栄養士・患者を対象としたアンケートやヒアリングを通じて、実証トライアルの検証を行いました。

事業概略図

今後の展望

2025年3月には、つくばスタートアップパークで開催された成果報告会にて、本事業の実施結果を発表しました。
実証を通じて、デジタル化課題やオンライン環境課題が明らかになりました。今後はこうしたフィードバックをもとに、市民目線での課題解決を図りながら、PHRを活用したサービスの展開につなげてまいります。

成果報告を行うアルフレッサ社員
カスタマーエクスペリエンス部 地域医療創生担当 専任部長 山田 泰弘

アルフレッサは今後も、地域社会との連携を深め、地域に根ざした新たな健康支援モデルの創出に取り組んでまいります。