関東広域の地域医療に貢献 グループ最大規模の物流拠点「つくば物流センター」稼働

つくば物流センター外観

アルフレッサは、2023年8月31日に茨城県つくば市に「つくば物流センター」を竣工、2024年5月に稼働を開始しました。災害に強いアルフレッサグループ最大の物流拠点として地域医療に貢献するとともに、より高度な物流機能の維持・拡大を目指していきます。 

つくば物流センターの特徴

関東広域の地域医療に貢献

つくば物流センターは、常磐自動車道と首都圏中央連絡自動車道の交差ポイントという、交通アクセス至便な場所に位置し、茨城県に加え、栃木県、千葉県の全域のみならず、埼玉県、東京都の一部の医薬品配送をカバーします。デパレタイズロボットやクロスベルトソーター等の最新設備を導入し、高い作業の生産性と出荷精度を実現します。  

自動倉庫内の様子
自動倉庫内の様子

GDPガイドラインに準拠した管理体制

GDPガイドラインに準拠し、厳格な温度管理、衛生管理とセキュリティ管理を実施。全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設置し、空調設備のバックアップ機能や、防虫・防鼠対策等を行っています。また、センター内の出入口を中心に監視カメラを設置し、出入口にはカードリーダー、一部の設備は静脈認証による入退室管理を行っています。加えて温度管理とセキュリティ管理については、中央監視設備にて一括監視を行っています。

高サービス、高品質な医薬品配送

お得意様への納品時に対面での検品作業が不要な「パッケージ納品」を拡充します。また、市場の拡大が見込まれる再生医療等製品の保管庫を設置し、超低温保管や輸送・輸送資材供給に対応する体制を構築。さらには、特殊医薬品のトレーサビリティ管理を実現する「NOVUMN」に対応した設備も備えています。 

全面免震設備、自家発電等のBCP対応

建物全体に免震構造を採用し、震度6強等の地震の際も、建物への被害を軽微なレベルに抑えることができます。また、72時間稼働が可能な大型非常用電源や、給水・排水が遮断された場合を想定して受水槽設備を設置し、災害時においても継続的に医薬品を供給できる体制を整えます。 

環境に配慮した取り組み

建物内全ての照明にLEDを、駐車スペースの緑化や構内アスファルトにリサイクル素材を混ぜ合わせた日本道路株式会社スーパーPETアスコン(※)を採用する等、環境に配慮した設計となっています。また、輸配送時の積載率を高めるため、小口梱包用にサステナブル素材を使った輸配送袋を採用しています。  

(※)日本道路株式会社スーパーPETアスコン:アスファルト混合物の改質剤として、回収した廃PETボトルに化学処理を行い、製品化しニュートラック(NT 5000)を使用したアスファルト混合物です。環境保全につながるとともに、アスファルト舗装に「さらなる耐久性」も付与でき環境に配慮した道路舗装が可能です 

今後も、品質保証や出荷精度のさらなる向上に向けて、医薬品をはじめとするあらゆる商品を「安心・安全・高品質」にお届けする仕組みの構築に取り組んでいきます。

施設の概要

名称 つくば物流センター
所在地 〒305-0854 茨城県つくば市上横場字道心塚2007番地3
敷地面積 45,173㎡(13,665坪)
建築面積 18,629㎡(5,635坪)
延床面積 46,910㎡(14,190坪)
構造 鉄骨造3階建
保管品目 最大25,000品目