医療機関を支えて、
患者さんに安心を届けたい
管理薬剤師
相模原支店(取材当時)
清水 玲那(しみず れいな)
2016年入社。同年10月から支店の管理薬剤師を務める。
若手から任せてもらえる、それは薬剤師も同じ。
問い合わせには曖昧な答えはせず、キチンと答えることが信頼につながると考える。
アルフレッサに入社したきっかけは?
中学生の頃から「将来は資格を取って働きたい」と考えていたので、大学は薬学部に進学しました。就職先を考える際に「病院」と「薬局」のどちらに進むべきか迷っていたのですが、現場実習で見学した「医薬品卸」の会社で薬剤師が働いていたことを思い出して。病院や薬局よりも広い世界が見れるのではないかと期待して、アルフレッサに入社しました。通常、病院や薬局では、耳鼻科なら耳の薬、眼科なら目の薬、といった風に、それぞれの分野の薬に詳しくなりますが、アルフレッサではすべての分野の薬を扱うので、様々な薬を広く扱うことができ、面白い一方で大変でもあります。
アルフレッサに決めたのは、大学の実習期間中にアルフレッサ社内を企業見学で見に来たことがきっかけでした。その当時は取扱い製品の多さに驚き、社内の雰囲気も見ることができて、私も働くならこんな会社で様々な製品に触れ、その知識を学べる仕事をしてみたいという気持ちになり、入社に至りました。
管理薬剤師という仕事について
今管理薬剤師として、担当している仕事は大きく2つあります。1つ目は『薬の管理』です。取り扱う医薬品の種類が年々増えています。特に最近ではジェネリック医薬品も増え、製品によっては適応症も異なるケースがあることから、主だった疾患の製品については、その特徴や違いを把握するようにしています。また毒物・劇物など、これらは管理方法や配送方法が法律で細かく定められ、それらがしっかりルールどおりに運用されているのか確認するのも私の仕事となっております。
2つ目はMSや医療機関様からの『お問い合わせ対応』です。お薬の飲み合わせに関しての問い合わせから、医薬品分類の区分、行政への手続き、診療報酬の扱いなど、多岐に渡ります。覚えることは多く勉強の毎日ですが、幅広く知る機会があることがやりがいでもあります。
薬剤師として目指すこと
仕事で大事にしているのは、「いい加減な回答をしない」ということです。毎日、薬についてMSや医療機関の方から様々な質問を受けますが、薬は患者さんの健康に直結するものですので「正しい答え」を迅速に返すようにしています。少しでも曖昧なことがあれば、自分で社内システムやメーカー資材等で調べます。それでもわからなければ、近隣支店の薬剤師職の先輩や本社、医薬品メーカーの問い合わせ窓口に連絡をして、お問い合わせいただいた方をあまりお待たせしないよう対応を心掛けています。
こうしてMS、医療機関の方が安心して業務に従事できるようお手伝いをすることが、医薬品卸の薬剤師には求められているのだと思います。
私たちは直接患者さんと関わる機会はありませんが、それでもしっかりと医療機関をサポートすることで間接的にでも患者さんの病気への不安を取り除くきっかけを作れたら嬉しいなと考えながら仕事をしています。今後も患者さんの為、周囲の方々に求められる薬剤師を目指して、頑張っていきます。
薬剤師の一日のスケジュール
出社後社内メールや電子掲示板等の確認をします。社内ルールの変更、医薬品の最新情報などを状況に応じて文書またはメールで支店内で情報共有を行います。
朝礼ではメーカーMRさんの勉強会もあります。社内では月に1~2度ほど、MSに対して薬剤師が研修を行います。
麻薬や覚せい剤原料など特殊医薬品の出庫作業をします。それに伴い必要な書類作成等、実施します。また、打合せを終えたMSの質問に答えて、必要ならば調査も行います。お得意様からの問い合わせにも対応します。
温度チェックや倉庫内巡回、麻薬の入荷作業や、午後分の特殊医薬品の出庫準備に取り掛かります。管理薬剤師が直接取扱う医薬品としては他にサリドマイド製剤、向精神薬等があります。その他の医薬品入出庫は十数名の商品担当者が行います。どんなに忙しくてもチェックは入念に行います。
昼食
商品課のメンバーと情報共有や情報収集を行い、研修用資料の作成必要に応じて行います。MS対象の勉強会のために、特殊医薬品の取扱いや、薬事関連法規等の資料作成も行います。医薬品医療機器等法やメーカー発信の最新情報のチェックをしたり、緊急事態への対応について商品課と協議をします。また、夕方にはMSの1日の営業を踏まえた問い合わせの連絡が入る為、対応します。
麻薬の発注。社内の管理帳簿に重要事項を記入。
退社
さいごに
就活生にひとこと!
責任感の必要なお仕事ですが、
その分、やりがいも大きいお仕事です!